形式よりも「伝わる要件定義」が大切な理由
最近、インターネット上にあるテンプレートを使って作成した要件定義書を送ってくるお客様が増えています。
しっかり準備されている姿勢はとてもありがたい一方で、実際の開発現場では、こんなケースも少なくありません。
この記事では、「なぜテンプレート要件定義が合わないことがあるのか」「本当に大事な要件定義の考え方」について解説します。
ネット検索をすると、
といった資料が数多く見つかります。「ちゃんとした資料を出さなければ」「プロジェクトを失敗させたくない」そう考えてテンプレートを使うこと自体は、決して悪いことではありません。
ただし問題は、そのテンプレートが「今回の開発規模や目的に合っているか」です。
ネットにある要件定義書の多くは、
を前提に作られています。そのため、
といった特徴があります。
中小規模のビジネスマッチングサイト開発では、そこまでの形式やボリュームは必要ないことがほとんどです。
要件定義で本当に重要なのは、開発会社と認識が揃っているかどうかです。
テンプレート要件定義書の場合、
といった状態になりがちです。結果として、
という問題が起きます。
要件定義は、立派な書類を作ることが目的ではありません。
ビジネスマッチングサイトの場合、最低限、次のポイントが伝わっていれば十分です。
これらがシンプルに、分かりやすく伝わることが何より重要です。
よくある誤解として、要件定義は完璧にまとめてから相談しないといけないと思われがちですが、これは違います。
実際には、
という進め方の方が、失敗が少ないです。
要件定義書は、開発会社に指示を出すための命令書ではありません。
そうした内容を共有する、相談のための材料です。
形式にこだわりすぎるよりも、自分の言葉で状況や考えを伝えることの方が、良い提案や適切な見積もりにつながります。
テンプレート要件定義書は便利ですが、
場合は、かえって遠回りになります。大切なのは、
という姿勢です。
要件定義は、書類作成ではなく「コミュニケーション」。その意識を持つことで、ビジネスマッチングサイト開発はぐっと成功に近づきます。